高齢運転者の加害者に因る事故に遭いました

 これは、あくまでも私個人の体験談に過ぎません。2016年11月某日、その日はよく晴れた日でした。その日、私は散歩中に、高齢運転者(年齢は70代半ば以上と思われます)が運転する乗用車に撥ねられて、コンクリートの歩道に転倒しました。事故に遭ったのは、午後でした。

 転倒をした際、当該行為者は私を撥ねた事に全く気付かず、「二度も」私を撥ねました。またしても、その車を運転していた運転者は気付きませんでした。偶々、歩道にいたとされる高齢者の男性の方が、「貴方、人を轢き殺そうとしてますよ!」と言って助手席に向かって大声で問い掛けました。かなり力んでいたようでした。

 助手席には、助手がいました。しかも、運転者と年齢はほぼ同じといった感じでした。第三者である歩行者が指摘した事により、運転者は初めて「自分がとんでもない事をしてしまいました」という事を認識し、怯えました。勿論、助手はかなり怯えました。

 私は、車がいきなり私に向かって来るのを知りませんでした。また、私の、当時の服装ですが、割と暗い服を着ていました。晴れた日の午後という事もあり、明るい時と暗い服装は対比感があり割と視認され易い感じとなっています。

 現在、私は治療中であり、レントゲン撮影をした結果、横から観たのではなく、正面から観たレントゲン写真で「正面から観た状態」で曲がっていました。立ち仕事(部分的です)をしていますが、事故が原因とされる「背骨の不自然な曲がり方」によって、立ち仕事が苦しくて仕事を辞める事になっています。

 高齢者が加害者とされる交通事故ですが、行為者自身は「第三者に指摘されて、初めて自分がしでかした事に気付きました」という事が珍しくありません。また、高齢の運転者は、認知機能が劣っている事が少なくないようで、私自身、怖い体験をしたと痛感をしています。

 高齢者が加害者の場合、過失割合ですが「貴方、人を撥ねてますよ!」と第三者が指摘した事を考慮すると、加害者が10割という場合は珍しくありません。因みに、私ですが、一切の落ち度はありません。また、私を「助けてくれた」第三者の方ですが、言葉にならない位にその人に対して感謝をしています。

 高齢の運転者ですが、事故を起こし易いとされており、行政警察は自主返納を促進しています。にも関わらず、これを頑なに拒んだ事により、加害者は取り返しの付かない後悔をしてしまう事になります。